白魚千人塚

青方弘高は、文永十年(1273年)白魚に居を移し、白魚弥次郎と名乗った。
白魚氏二代目の九朗時高は、筑前姪浜(福岡市)警固番役を仰せ付けられ、四代弥九朗繁は、南北朝の動乱に当たり南朝方として参戦するなど、本家青方氏をしのぐ勢力を持つに至った。
しかし。正平十三年(1358年)12月弥九朗繁出陣の留守中に青方氏の重臣、吉村半右衛門の攻撃を受け、あえなく敗れた。
この｢千人塚｣は、吉村氏との戦いに散った白魚氏家臣の墓である。